2013年04月30日

D-VHSのBlu-ray化!

衛星デジタルハイビジョン放送が始まったのは、
2000年12月のことです。
当時ハイビジョンをハイビジョンのまま録画できたのは、
D-VHSしかありませんでした。
みなさんはD-VHSを知ってるでしょうか?

わたしはビクター社製のD-VHS、HM-DH30000を使っていましたが、
これは優れものでした。今は死に体のビクターも当時はいい製品を作っていたのです。
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なにしろ、放送局から送信された信号を、
そのままビットストリーム記録してしまうのですから。

なんのエンコードもデコードもないので、まったく劣化がありません。
フルハイビジョン画質も、5.1チャンネルサラウンドも、
データ放送の例えばお天気さえもそのまま全部まるごと記録します。

素晴らしいですね。
ただこのHM-DH30000も既に13年選手。
いつ機械本体が壊れてしまうか分かりませんし、
テープメディアは経年劣化します。
そこでかなりの量を録りためたD-VHSテープをBlu-ray化することにしました。

問題は2004年4月5日に始まったデジタルハイビジョン放送のコピーガードです。
2000年の放送開始以来3年3ヶ月もの間、なんの規制もなかったデジタル放送が、
それ以降全てコピーガードの対象になりました。

テープメディアはムーブができないので、
2004年4月5日以降の番組は、コピーガードが発動されて通常ではBlu-ray化できません。
これは弱りました。
なんとかD-VHSをハイビジョンのまま、違法でなくBlu-ray化できないか?

長年放置してきたこの問題、先日ある人のブログを見ていたら解決方法が載っていました。

HM-DH30000とハイビジョンテレビと接続するにはD4端子を使います。
実はこのD4端子から出力される信号はアナログ信号で、
なんとこの信号にはコピーガード信号が入っていないのです。
そこでこのD4端子からの出力信号を、ハードウェア・エンコードして
PCでキャプチャーするという方法でした。

なるほど、そもそもコピーガード信号がないデータをPCに取り込んでも、
なんの違法性もないというわけです。

ハードウェア・エンコーダーはこちら、
Hauppauge社製のHD-PVRです。
image-20130430161341.png

この機械は米国製ですが、日本のAmazonでも売ってます。
本来はゲームの映像をPCに取り込んで記録するのが主な用途のようです。

ただこの方法の限界は、このHauppauge社のHD-PVRという製品の限界なのですが、
エンコードされたデータは、
ハイビジョンのビットレートは最高でも13.5Mbps程度、
音声はドルビーデジタル AC3 ステレオ
になってしまうことです。

でもともかくこれで、D-VHSをハイビジョンのままBlu-ray化することができました。
出来上がったBlu-rayの品質には満足しています。

録り溜めたたくさんのクラシック演奏会のライブ映像。
熱狂の名演奏も、記念の演奏会も、今は亡き巨匠のコンサートも、
これでBlu-ray化して保存できますね。

GWはこの作業で忙しくなりそうです。












posted by ピコティ at 21:24| 東京 ☀| Comment(0) | 日々の1コマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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