2011年10月31日

そして、みんなクレクレタコラになった!

これは近未来のお話です。



きっかけは、子供の作文だった。
「僕の将来の夢は、生活保護者になることです。
生活保護者になったら、あんなこと、こんなこと、たくさんのことができる気がします。
頑張って生活保護を受けられるようになりたいと思います」

その作文を聞いた、担任の先生は、とても喜んだ。
素晴らしい将来の夢ですね。
生活保護者になっても、君はすばらしい!
これはまさに理想の教育、平等教育の賜物です。
そして「世界に一つだけの花」の理念の具現化でしょう!

それを聞いた子供は言った。
「違うよ先生。がんばって勉強して、一流大学に行って、一流企業へ入ったって、
税金払うだけだもん。お父さんが言ってたよ。払うより、もらう方が良いって!」



その頃、東証1部上場のA社では、社長が社員の前で重大な発表を行っていた。

「皆さん、わが社は日本を去ろうと思う。もはや日本で業務を続けることはできない。
高い法人税率、進む円高、高い関税、高い社会保障費の企業負担。
日本で営業すればするほど、赤字が膨らむのです。
同じような製品を作っても、ウォン安の上に、安い法人税率、関税ゼロの韓国にはとても勝てない。
このまま放置すれば、わが社は倒産してしまう。
今ここに、私は思い切って決断しました。
わが社は日本から撤退する!」

それを聞いていた社員たちは、口々に叫んだ。
「僕たちも一緒に行きます。だってもうこれ以上日本で暮らすことはできない。
法外に高い所得税と住民税、
払うだけ払って、もらえるかどうかもわからない厚生年金の大きな負担。
将来、役に立つのかどうかも分からない介護保険の大きな負担。
今や税金と社会保険ための支払額はゆうに給与の60%を超えている。
政府は楽に取れるところから取るというスタンスだ。
もう日本には居られない」

そうやって、いわゆる大企業はみんな、社員と共に日本を去ってしまった。
次から次へと。あの企業も、この企業も。
そして中小企業にも、それに倣う会社がたくさん出てきて。。。。

ついには、日本を支えるサラリーマンは、みんな海外へ移民してしまったのだ。


それから2年。
国会議事堂を多くの人々が取り巻いていた。
彼らは、農業従事者、医療関係者、年金をもらっているお年寄り、
そして生活保護を受けている若者達だ。

みんなが叫んでいる。
「もっと金よこせ!」
「もっと年金くれ!」
「もっと補助金を!」
「カネだよカネ!」

そして、ドジョウ党のドジョウ宰相が登場した。
「みなさん、もう日本にはお金がありません。
今や国民の90%以上は、農業従事者か、医療関係者か、
年金生活者か、生活保護者です。
みんなもらうばっかりで、少しも払わない。
これでは日本は成り立たない。」

それを聞いた群衆は怒った。
「嘘つけ!国債を刷ればいいじゃないか!」
「そうだ!国債だ。国債を発行しろ!」

国債!国債!国債!国債!国債!

怒り狂った群衆は、次第に暴徒化していく。。。と思ったら、
なんと次第に変身していった。
なんに変身したのか?

それはクレクレタコラであった。
みんなが、だんだんクレクレタコラになっていくのだ。

もうそれは、この世のものとは思えないありさまだった。
そりゃあそうだろう。
みんながタコになって行くのだから。


(因みにこれがクレクレタコラです)

imagesCA7KGS7F.jpg



その様子を見ていたドジョウ宰相は叫んだ。
「なんてことだ。もはや例の作戦の決行しかない。」

秘書官が言った。
「総理、あれを使うのですか?あれは時期尚早では?」

「ええい、うるさい。もうやってしまえ!」

そうして総理は、傍の赤いボタンを押した。

その瞬間、国会議事堂はガラガラと轟音をあげながら崩れていった。
唖然とする群衆。
みんなが目を見張った。

すると崩れ落ちた議事堂の瓦礫の中から、何かが膨らんでいく。

「なんだあれは!」

それは、バルーンだった。
巨大なバルーン。
そのバルーンはだんだん何かの形に膨れていく。

バルーンを見ていた、クレクレタコラの一匹が叫んだ。

「あれは!あれは、ジョン・F・ケネディだ!」

その時、バルーンから大音量で、彼の声が聞こえてきた。

「諸君聞いてくれ。大切なのは、国が諸君に何をしてくれるかではない!
諸君が国に対して何ができるかなのだ!」

一瞬静まり返った群衆は、その後、前よりもいっそう騒ぎ出した。

「なんだ、エイリアンがなんか言ってるぞ。エイリアンの言うことなんか聞くな!」

もはや、クレクレタコラになってしまった群衆に、人間の言葉は届かない。。。




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posted by ピコティ at 23:00| 東京 ☁| Comment(2) | STORY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
年金・・・もう、期待してません。
非国民でいいから払いたくない!
って、思います。

安給料から引かれる厚生年金。
これが無ければもうちょっと消費に貢献できそうですが、
現状お財布の紐は固いままですね〜(苦笑)
Posted by Mayu at 2011年11月02日 13:10
Mayuさん>
先日、年金定期便がきました。
これまでの支払額の累計を見たら、ホント途中解約したいと思ってしまった。
年金は加入選択制にすればいいのにね!

最近、遊んで借金しているギリシア人を、一生懸命働いている
ドイツ人の税金で助けるなんてことが、問題となってるけど、
日本国内にも、同じ構図があって、
ギリシア人みたいな日本人とドイツ人みたいな日本人がいるようです。
Posted by ピコティ at 2011年11月03日 10:41
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