2011年11月22日

ラトル・ベルリンフィルのマーラー9番!

今日は待ちに待った
サイモン・ラトル、ベルリンフィルの演奏会でした。

長かったなあ・・・チケットを買ってから既に5ヶ月が経過。

無事にコンサートが開かれ、無事に聴きに行くことができました。

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プログラムは今年没後100年の、マーラー作曲 交響曲第9番ニ長調

指揮者はサイモン・ラトル
ラトルはベルリンフィルの主席指揮者兼芸術監督になって9年。

ラトルにとってのベルリンフィルは、もはや手兵、あうんの呼吸ですね。

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コンサート・マスターは話題の樫本大進でした。
凱旋コンサートですね。

樫本大進.bmp


ラトルのマーラーの交響曲第9番は、時に楽器の鳴らし方のバランスを変えて、
あれあれ、いつもとサウンドが違うなんてところもありましたが、
(わたしにとってのこの曲のスタンダードはショルティ=シガゴ盤です)
要所を締め、全体をしっかりまとめたすばらしい演奏でした。

最終楽章は、長い休符を挟んでメロディーが途切れたりしながら、
静かに、いつの間にか曲が終わります。

それはまるで、夢とうつつの世界を行ったり来たりしながら、
いつの間にか眠りにつくような終わりかたです。

なので、コンサートでは曲が終わっても、指揮者も演奏者も観客も
みんな微動だにせず、ながーい静寂と沈黙を味わいます。

2,000人の人間がつくり出す静寂は圧倒的ですよ!
その間約2分!(計ったわけではないですが・・・)。

その後はもちろん拍手の嵐です。

すぐに拍手せず余韻を楽しむ、観客も大人になりました。
粋な賞賛ですね。



以下は、マーラーの交響曲第9番のわたしなりの印象です。

第1楽章: 暗い海
       岸から港を見ている。低く垂れ込めた雲、今にも降り出しそうである。
       そして強い風。強い風のせいで、海は荒れている。
       高い波が港に停泊している船を揺らしている。
       ふと、沖合いに1艘の小船が、波に揉まれている。
       フラフラと沈みそうで沈まない。。。

第2楽章: おどけた踊り。
       一生懸命道化を演じて踊るが、
       それは楽しいよりも、ちょっとやりすぎで悲壮感が漂う。
       あるいはメリーゴーランド。
       楽しいはずが、このメリーゴーランドちょっと壊れている。。。

第3楽章: 怒りの嵐。
       同じ事を、何度も何度も繰り返し怒っている。
       同じ言葉で同じ行動で。
       もういい加減にしてくれよ。
       やっと落ち着いたのに、最後はやっぱり怒ってる。
       ずっと同じことを、同じ言葉で。。。      
      
第4楽章: 人生の走馬灯。
       懐かしく、暖かく、優しい記憶がよみがえる。
       過去を振り返っていると、ふとホルンによる神の声が聞こえてくる。
       激しい感情も、深い悲しみも既に過去のものである。
       いま、わたしはもっと大きくて偉大なものに包まれているから。
       ただ静かに、穏やかに、最期の時が訪れるのだ。       



休憩なしの、1時間半のコンサート。
過ぎ去ってみれば、あっと言う間でした。

イベントが終わってしまって、ちょっと淋しいです。



       
posted by ピコティ at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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